生命保険会社が破綻したらどうなる?
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生命保険会社が破綻したらどうなる?ってことで死亡も長生きもリストラもリスクですが、生命保険会社の破綻ということもありえます。実際にあったし。
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生命保険会社は生命保険契約者保護機構に入っていて、いざ破綻したとしても契約者に原則責任準備金の積立の90%を補償してくれます。90%を超える部分は会社の更生(多くは会社の売却先)によって決まります。
日本でもバブル崩壊後に老舗の生命保険会社が潰れました。あの頃、生保にいたのですが、あまりにも次々に潰れるので毎日生きた心地がしなかったものです。
当時の保険会社の破綻の原因の一つに逆ざやを解消できなかったこと(当時約束していた高い予定利率を運用で賄うことができなかった)が挙げられます。
今、生保各社がどんどん一時払い終身保険とか学資保険とか年金保険とか円建で運用する生命保険商品を販売停止していますね。理由はマイナス金利政策。
昨日のニュースでも三菱UFJが国債の特別資格(特別に有利な金利で入札できる権利)を返上するとか。びっくりしましたねー。これってどんどん国債を返上されたら国債を引き受けるところが微妙な関係になりますね。
それにしてもお上に素直な銀行がよく思い切ったことを。
それだけマイナス金利政策の影響は大きいのですね。国債のような固い金融所品の利幅がマイナスになれば生保もどうしようもなくなります。あとは変額年金ですかね、残るのは。。。
今、どこの生命保険会社でもマイナスの金利政策で頭痛めてるのでしょう。生保が売り止めにした一時払いも既契約者はいるんだし、予定利率以上に運用しなくてはいけないしね。むしろその後の募集が大事だと思うのですがどうでしょうか?
そう考えると今は生保の体力勝負です。破綻生保の既契約者は責任準備金の90%まで補償されると言いますが、実際には例えば年金保険などは年金の原価率も変わる可能性があるのです。
破綻生保を買ってお得な条件に直して、また契約させるんですから。年金は少なくなるわ、掛け金が上がるわ、大変です。だから破綻しないような生保を選ぶ力もとっても大事になります。(神様でないと実際はわかりませんけどね・・・)
毎年出てる決算報告書や格付けなどもよく気にすることが大事かも知れませんね。
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