明治安田生命のじぶんの積立:かんたん保険シリーズ「ライト」:いつ解約しても元本保証の生命保険
スポンサードリンク
明治安田生命のじぶんの積立はかんたん保険シリーズの一つで、文字通り簡単な仕組みの保険になってます。
この生命保険の特徴は、
①:いつ解約しても死亡しても払込保険料を割らないこと!
②一口5000円で一人4口まで申し込めます
③:健康状態にかかわらず申し込めます
になっています。
さらに積立なのに保険機能もあるので、生命保険料控除が適用されるんです。うーん、この低金利の時代にこんな生命保険を発売できるなんてよっぽど明治安田生命さん、とっても強気!まあ、こういう商品で新しいマーケットを開拓していこうって戦略でしょうけど、我ら消費者には関係のないことですから、ちょっとこの魅力的な商品をよく見てみましょう。
①払込保険料と同額以上の金額がいつでも受け取れる・・・つまり完全な元本保証商品であること。
はじめこの商品説明見たときびっくりしました。え?早期解約しても、かけた保険料相当額が戻ってくるって。普通、生命保険って、新規に加入すると、診査だの保険証券の発送だの営業職員さん(明治安田生命ではADと呼ぶそうです)への報酬を払ったりして、結構な経費がかかるんです。
そのため、お客さんが入ってくれたはいいが、すぐに解約されると保険会社は大損なんですね。だから、生命保険の早期解約には解約金がほとんどないか、あっても微々たる金額しか返ってこないんですが、この「ライト」は違います。
いつ解約しても掛けた金額以上は返ってくる・・・まるで貯金ですね。具体的にどう返ってくるかって言いますと、加入一口で月5000円払って年6万円。で1年目の解約返戻金が6万円。返戻率が100%。2年目継続してかけると12万円。2年目に解約すると返戻金も12万円。これが5年目まで続きます。月5000円の積立を5年続けますと、30万円を合計で払うことになります。5年後に解約しても30万戻ってきます。
で、この満5年で保険の払込は終わりまして、あと5年間寝かしておくだけ。するとやがて満期がやってきて30万円の元手が30.9万円になって返ってくるという商品です。ちなみに5年目移行、例えば丸6年で解約しますと、私の年齢のプラン(60歳男性)では302,540円となってました。つまり、払込期間を過ぎてから徐々に解約返戻金が100%を上回ってくるわけです。
一覧表にしますと次のようになります。(私の場合)
経過年数 | 年齢 | 年間払込保険料 | 払込保険料累計 | 返戻金 | 返戻率 | 死亡給付金 | 災害死亡給付金 | 備考 |
1年 | 61歳 | 6万円 | 6万円 | 6万円 | 100% | 6万円 | 6.6万円 | |
2年 | 62歳 | 6万円 | 12万円 | 12万円 | 100% | 12万円 | 13.2万円 | |
3年 | 63歳 | 6万円 | 18万円 | 18万円 | 100% | 18万円 | 19.8万円 | |
4年 | 64歳 | 6万円 | 24万円 | 24万円 | 100% | 24万円 | 26.4万円 | |
5年 | 65歳 | 6万円 | 30万円 | 30万円 | 100% | 30万円 | 33万円 | 保険料払込期間満了 |
6年 | 66歳 | 0円 | 30万円 | 30.254万円 | 100.85 | 30.254万円 | 33万円 | |
7年 | 67歳 | 0円 | 30万円 | 30.414万円 | 101.3% | 30.414万円 | 33万円 | |
8年 | 68歳 | 0円 | 30万円 | 30.575万円 | 101.9% | 30.575万円 | 33万円 | |
9年 | 69歳 | 0円 | 30万円 | 30.7365万円 | 102.4% | 30.7365万円 | 33万円 | |
10年 | 70歳 | 0円 | 30万円 | 30.9万円 | 103.0% | 30.9万円 | 33万円 | 保険期間満了 |
いくら掛けて、いくら戻ってくる。とっても単純明快でわかりやすい生命保険ですね。いつ解約しても最低掛けた額は戻ってくる。もちろん、いつ亡くなっても掛けた金額は最低戻ってくる。災害が原因でなくなれば一割増の保険金がでる。(生命保険としては微々たるものです。ちなみにこの死亡保障を上げると当然ながら、掛け捨て部分が増えるので、この「ライト」のような戻りは期待できないでしょう)
こういうサービス商品ですから一人あたりの加入の上限があります。それが一人4口、2万円までになります。2万円を5年かけることで、120万円までの貯金が可能になるということですね。
ちなみにこの明治安田生命のじぶんの積立、かんたん保険シリーズ「ライト」は生命保険料控除の適用対象商品です。なので、新入社員でまだ生命保険料控除を恩恵を受けていない方(つまり生命保険に未加入の方)とか、私のように退職して主な生命保険はすべて解約し、安い共済保険にシフトチェンジした関係で、生命保険料控除枠が残ってる方などには、生命保険料控除が新たに適用されますので、適用された分、所得税や住民税の負担が軽減されます。
サラリーマンが減税を受けられるのは本当に限られていますが、生命保険料控除はその内の貴重な減税商品なの検討に値する商品かもしれませんね。私の見積もりを作ってくれた営業の方が、この生命保険は銀行の方も入っているんですよ、とおっしゃっていましたが、銀行にもないこのような商品は魅力的なんでしょうか?
明治安田生命保険のじぶんの積立ことかんたん保険シリーズ「ライト」は健康状態にかかわらず申し込めます。つまり、無診査ですね。何しろ、この生命保険はほとんど保障がありません。
死亡保障や入院保障、手術保障などを付ける生命保険だと、どうしても危険選択(診査や告知など)が必要になりますが、この保険にはそういったものがないので、私のような高血圧患者でもなんの問題もなく加入できるのです。(ほとんど保障がないのに、生命保険料控除が適用になる商品なのがちょっと不思議といえば不思議・・)
明治安田生命じぶんの積立(かんたん保険シリーズ「ライト」)のデメリット
これだけわかりやすい明治安田生命じぶんの積立(かんたん保険シリーズ「ライト」)ですが、デメリットはあるのでしょうか?デメリットというか、こっちのほうがいいんじゃない?っていうのを考えてみました。
まず、明治安田生命じぶんの積立(かんたん保険シリーズ「ライト」)のCMをご覧になったことがあると思いますが、主人公はボクテこと志尊淳くん、山下リオちゃん他、明らかに若手層をターゲットにしていますね。確かにかんたんに貯蓄を始められるのはいいと思いますが、昨今話題の老後2000万問題。夫婦2人で老後生活を送ろうと思ったら年金だけでは月不足しますって財務省がだした文書を時の政権がなかったことにしたあの事件。
つまり貯金するのはいいんだけど、老後の貯金をライトでするのはちょっともったいない気がします。いくら生命保険料控除が使えると言っても、上限が決まってるし、まずはidecoでスタートし、掛け金の全額を社会保険料控除で引いてもらい減税できる制度を使うのが一番。で、さらに余裕があれば、ライトくんにお世話になるのもいいと思いますね。
もっとも60になっちゃうと、idecoにも入れないので、選択の余地はないのですが。
タグ:かんたん保険シリーズ, じぶんの積立, ライト, 明治安田生命保険, 解約返戻金
最近のコメント