生命保険の掛け捨ての相場はどのくらいなんでしょうか?
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生命保険の掛け捨ての相場が気になる方は多いようです。残念ながら具体的に公表されている相場はありません。大体、掛け捨ての保険って言う定義自体が曖昧ですね。
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多分定期保険のことを掛け捨ての保険って言うのだと思いますが、定期保険は満期になってこそ掛け捨てになる保険です。例えば長定期保険。30年以上の長い満期の定期保険があります。これ、途中で解約すると解約返戻金が出てきます。もし保険料が経費で落ちれば(損金算入)実質返戻率が100%を超える商品にもなり、法人契約でよく使われています。
長定期保険だって満期になれば何にも受け取れないので掛け捨てになっちゃいます。解約して得する生命保険ですが、法人契約では当たり前に行われている契約です。
また、掛け捨てには共済や団体保険(Bグループ保険)もあります。1年更新の掛け捨ての保険のことを指しますが、これだって毎年決算して剰余金があれば帰ってきます。多いところなんて掛け金の3割が返ってくる団体もあります。・・・と掛け捨ての保険の定義だけで大変なんですが、そんなことをいつまで言っててもしょうがないですね。そこでまず掛け捨ての保険=定期保険と決め打ちして考えてみましょう。
実は個人保険の定期保険のシェアは公表されています。2015年の生命保険の動向(生命保険文化センター)によれば、14.9%が個人保険のうちの定期保険のシェア(新契約募集分)になってます。少し古いですが生活保障に関する調査(平成25年)で男性は約月2万、女性で約月15000円になっています。この数字をシェアで掛けると(随分乱暴な計算であることをお許し下さいm(__)m)
男性は2980円(2万×0.149)女性は2235円(1.5万×0.149)
となります。どちらも掛け捨ての保険の金額は3000円弱とあまり多くないのではないか?と予測されます。肌感覚でも個人保険では掛け捨ては3000円いかないくらいじゃないかなって気もします。
なお、ついでに申し上げれば2015年度一番売れた保険種類(個人年金を除く)では医療保険がダントツです。第二位が終身保険、第三位にそれでも定期保険、がん保険、養老保険、になります。養老保険ががん保険に抜かれました。
より家庭や家計に合った保険を選ぶ傾向が高くなった気がします。医療保険と個人保険の伸びが順調のようです。どんどん保険の種類も増えてきているので保険選びも難しくなっていますね。
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